副業の確定申告のやり方|初心者向け基本の流れ

公開日: 2026年9月

副業を始めたばかりの方から「確定申告って何をすればいいのか分からない」という 相談をよく受けます。難しそうに聞こえますが、流れを一つずつ追っていけば、 初めてでも対応できる作業です。この記事では、基本的な考え方と手順を整理します。 なお、税制は年によって変更されることがあるため、金額の基準や最新の手続き方法は 必ず国税庁の公式情報で確認してください。

そもそも確定申告が必要になるのはどんな人か

会社員が副業をしている場合、副業による所得が一定額を超えると確定申告が必要になります。 ここで大切なのは「収入」ではなく「所得」で判断するという点です。 所得とは、売上から経費(仕事のために使った費用)を差し引いた金額のことです。 売上だけを見て「まだ大丈夫」と思っていたら、経費を引いた後の所得ベースでは 基準を超えていた、ということもあり得るため注意が必要です。

申告の基本的な流れ

1. 1年間の収入と経費を記録する

1月〜12月分の副業の収入と、それにかかった経費を記録します。 レシートや請求書はまとめて保管し、家計簿アプリやスプレッドシートに 日付・金額・内容を都度入力しておくと、申告時期に慌てずに済みます。

2. 必要書類を準備する

本業の源泉徴収票、副業の収入が分かる資料(請求書・支払調書・入金記録など)、 経費の領収書を手元にそろえます。マイナンバーカードがあれば、 オンラインでの申告(e-Tax)がスムーズに進みます。

3. 申告書を作成する

国税庁の「確定申告書等作成コーナー」を使うと、画面の案内に沿って金額を入力するだけで、 税額の計算まで自動で行われます。副業の所得は、多くの場合「雑所得」または 「事業所得」として申告しますが、どちらに該当するかは働き方や規模によって異なるため、 迷う場合は税務署や税理士に確認するのが確実です。

4. 提出する

作成した申告書は、e-Taxでのオンライン提出、税務署への郵送、 窓口への持参のいずれかで提出します。申告期間は例年2月中旬〜3月中旬ですが、 年によって多少前後することがあるため、事前に最新の期間を確認しておきましょう。

住民税の納付方法もあわせて選んでおく

確定申告書には「住民税に関する事項」という欄があり、副業分の住民税を 「給与から差し引き」にするか「自分で納付」にするかを選べます。 勤務先に副業を知られたくない場合は、この欄で「自分で納付」を選んでおくと、 本業の給与とは別に自分宛に納税通知書が届く形になります。 詳しい仕組みは、当サイトの別記事でも解説しています。

初めての申告でよくあるつまずき

多いのは、経費の記録を後回しにしてしまい、申告直前になってレシートを 探し回るというパターンです。収入が入るたびに、その場でメモしておくだけでも、 年末の作業量は大きく変わります。また、「経費にできるかどうか分からない」という 支出は、判断に迷った時点でメモを残しておき、申告前にまとめて確認する方法もあります。

まとめ

確定申告は、仕組みさえ理解すれば毎年同じ流れの繰り返しです。 最初の年は慣れずに時間がかかっても、記録の習慣さえ身につけば、 2年目以降は驚くほどスムーズになります。副業を安心して続けるためにも、 収入と経費の記録は日頃から意識しておきましょう。

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