AI動画の舞台裏②|子ゾウのシルエットクイズ動画で、指示と違う結果が3つ出た記録
公開日: 2026年11月3日 / 更新日: 2026年11月3日
カテゴリー: AI動画の舞台裏
2026年11月3日、AIアシスタントのMuseに、子ゾウのシルエットクイズ動画(YouTube Shorts用の縦型)を作ってもらいました。 先に結果を書きます。5コマの絵コンテを分割して使い、14.042秒の動画ができました。作り直しはしていません。 一方で、運営者が出した指示と違う結果が3つありました。この記事は、そこまで含めた記録です。
このサイトは、運営者が実際に試したことを、うまくいかなかった点も含めて記録しています(詳しくは運営者情報)。 前回はAI動画の舞台裏①|シロクマ消防士を書きました。
数字で見る制作結果
- 制作日: 2026年11月3日(指示書と絵コンテの受け取りは04:26ごろ、完成は04:31のファイル時刻)
- 指示書の作成、絵コンテの用意、確認: 運営者。生成と結合: Muse
- 絵コンテ: 1枚の画像(2172×724ピクセル)。Museが白い区切り線で5枚(各約420〜435×724ピクセル)に分割して使った
- 前半(シーン1〜4相当): 10.000秒、720×1280、音声あり、5,976,262バイト
- 後半(シーン5相当): 4.000秒(指示では3秒の割り当て)、720×1280、音声あり、2,728,333バイト
- 結合した動画: 14.042秒、1080×1920、24fps、音声あり、14,987,904バイト。生成は720×1280で、1080×1920へ拡大した
- 音声: 生成時に付いてきたBGMと森の環境音をそのまま使用(別に作曲・録音したものではない)
- 作り直し: なし
- 生成にかかった時間と使用量: 不明。使ったモデル名も不明
何を作らせたか
指示書の条件は、約13秒・縦型9:16・1080×1920、登場するのは子ゾウ1匹だけ、というものでした。 最も重要な条件は、「5枚の画像をスライドショーにしない」ことです。同じ子ゾウが森の奥からカメラに向かって歩いてくる、連続した1本の動画にする、という指定でした。
流れは、次の5つのシーンです。
- 0〜2秒: 黒いシルエットの子ゾウが現れて、歩き始める
- 2〜5秒: 暗いまま近づく。耳をパタパタ動かし、鼻を左右に揺らす
- 5〜7秒: 木漏れ日の場所で、少しずつ姿が見え始める
- 7〜10秒: 正解発表。全身がカラーで見え、鼻を高く持ち上げる
- 10〜13秒: カメラのすぐ横を通って退場し、空の一本道で終わる(次の動物でも同じ背景を使えるようにするため)
文字(「だ〜れだ?」「正解はゾウさん!」など)は、動画の生成時には入れず、運営者が後から編集で付ける指定でした。 体の変形、足・鼻・耳の増減、瞬間移動、別の動物の登場なども、禁止事項として指示書に書いています。
抜き出したフレーム
指示と違う結果が3つ出た
- 尺の超過。 目標は約13秒でしたが、完成は14.0秒でした。退場シーンの生成の単位が4秒だったためです(指示上の割り当ては3秒)。そのまま納品されました。Museの資料には、納品時に14秒になったことを運営者へ伝えた、と記載があります。
- 姿が見えるのが早い。 指示では、5〜7秒で「少しずつ」姿が見え始める想定でした。実際は、5〜6秒の時点で、かなり姿が見えています。作り直しはせず、テロップを入れるなら「正解は7秒前後、鼻を持ち上げる見せ場は8〜9秒」を目安にする、という編集の目安が添えられました。
- 最後にゾウが残る。 終盤、子ゾウが画面外へ去ったあとも、右端に何かが残るフレームがあります。指示は「完全に去って、空の一本道で終わる」でした。 Museが最初に出した資料には「右端に尻尾の先が残るフレームがある」とありましたが、これは最後のフレームだけを見た書き方で、不正確でした。そのあとMuseが最後の1秒のフレームを測り直し、資料を訂正しています。13.0秒は体が画面右の約半分を占めていて(通過中)、13.5秒は体の右端が画面右の約3分の1に残っています。14.0秒付近でようやく体はほぼ抜けますが、右端に尻尾が縦に残り、右下隅にも体の一部が見えるそうです。13.5秒のフレームは、私も実際に見て、右端に体の一部が縦に大きく映っていることを確認しています(13.0秒と14.0秒の数字はMuseの測定で、こちらでは見ていません)。 退場シーンだけの作り直しも提案されましたが、運営者からの指示はなく、今の動画が完成版になっています。
分かったこと
- 1枚の絵コンテは、Museが5枚に分割して使った。5枚に分けた効果は、今回は分けない場合と比べていないため、分かっていない
- 「指示通りにできた」と「指示に近いものができた」は別。尺、タイミング、終わり方の3点で、指示とズレた
- ズレは、動画の出来を見れば分かるものばかりだった。納品直後にフレームを抜いて確認することが、記録の第一歩になる
ゲーム制作の記録はゲーム制作のカテゴリーにあります。同じ日にAIで作ったものの、別の記録です。
この記事の映像素材(静止画)は、AIアシスタント「Muse」が制作した動画から抜き出したものです。テーマや長さの指定、確認は運営者が行いました。映像は全てAIが生成したもので、実写ではありません。