AI動画の舞台裏②|子ゾウのシルエットクイズ動画で、指示と違う結果が3つ出た記録

公開日: 2026年11月3日 / 更新日: 2026年11月3日

カテゴリー: AI動画の舞台裏

2026年11月3日、AIアシスタントのMuseに、子ゾウのシルエットクイズ動画(YouTube Shorts用の縦型)を作ってもらいました。 先に結果を書きます。5コマの絵コンテを分割して使い、14.042秒の動画ができました。作り直しはしていません。 一方で、運営者が出した指示と違う結果が3つありました。この記事は、そこまで含めた記録です。

このサイトは、運営者が実際に試したことを、うまくいかなかった点も含めて記録しています(詳しくは運営者情報)。 前回はAI動画の舞台裏①|シロクマ消防士を書きました。

数字で見る制作結果

何を作らせたか

指示書の条件は、約13秒・縦型9:16・1080×1920、登場するのは子ゾウ1匹だけ、というものでした。 最も重要な条件は、「5枚の画像をスライドショーにしない」ことです。同じ子ゾウが森の奥からカメラに向かって歩いてくる、連続した1本の動画にする、という指定でした。

流れは、次の5つのシーンです。

  1. 0〜2秒: 黒いシルエットの子ゾウが現れて、歩き始める
  2. 2〜5秒: 暗いまま近づく。耳をパタパタ動かし、鼻を左右に揺らす
  3. 5〜7秒: 木漏れ日の場所で、少しずつ姿が見え始める
  4. 7〜10秒: 正解発表。全身がカラーで見え、鼻を高く持ち上げる
  5. 10〜13秒: カメラのすぐ横を通って退場し、空の一本道で終わる(次の動物でも同じ背景を使えるようにするため)

文字(「だ〜れだ?」「正解はゾウさん!」など)は、動画の生成時には入れず、運営者が後から編集で付ける指定でした。 体の変形、足・鼻・耳の増減、瞬間移動、別の動物の登場なども、禁止事項として指示書に書いています。

抜き出したフレーム

滝のある森の一本道を歩く、暗い子ゾウ(1秒付近)
1秒付近。暗い姿で、一本道を歩いている。完全な黒一色ではなく、体の質感が見えている
木漏れ日の一本道を、正面から歩いて近づく子ゾウ(5.5秒付近)
5.5秒付近。体の色や顔の特徴が、もうはっきり見える
鼻を高く持ち上げて口を開けた、カメラに近づく子ゾウ(9秒付近)
9秒付近。正解発表の場面。鼻を持ち上げている
空の一本道の右端に、子ゾウの体の一部がまだ映っている(13.5秒付近)
13.5秒付近。道は空に近いが、右端に体の一部が縦に大きく映っている(しっぽの先だけには見えない)

指示と違う結果が3つ出た

  1. 尺の超過。 目標は約13秒でしたが、完成は14.0秒でした。退場シーンの生成の単位が4秒だったためです(指示上の割り当ては3秒)。そのまま納品されました。Museの資料には、納品時に14秒になったことを運営者へ伝えた、と記載があります。
  2. 姿が見えるのが早い。 指示では、5〜7秒で「少しずつ」姿が見え始める想定でした。実際は、5〜6秒の時点で、かなり姿が見えています。作り直しはせず、テロップを入れるなら「正解は7秒前後、鼻を持ち上げる見せ場は8〜9秒」を目安にする、という編集の目安が添えられました。
  3. 最後にゾウが残る。 終盤、子ゾウが画面外へ去ったあとも、右端に何かが残るフレームがあります。指示は「完全に去って、空の一本道で終わる」でした。 Museが最初に出した資料には「右端に尻尾の先が残るフレームがある」とありましたが、これは最後のフレームだけを見た書き方で、不正確でした。そのあとMuseが最後の1秒のフレームを測り直し、資料を訂正しています。13.0秒は体が画面右の約半分を占めていて(通過中)、13.5秒は体の右端が画面右の約3分の1に残っています。14.0秒付近でようやく体はほぼ抜けますが、右端に尻尾が縦に残り、右下隅にも体の一部が見えるそうです。13.5秒のフレームは、私も実際に見て、右端に体の一部が縦に大きく映っていることを確認しています(13.0秒と14.0秒の数字はMuseの測定で、こちらでは見ていません)。 退場シーンだけの作り直しも提案されましたが、運営者からの指示はなく、今の動画が完成版になっています。

分かったこと

ゲーム制作の記録はゲーム制作のカテゴリーにあります。同じ日にAIで作ったものの、別の記録です。

この記事の映像素材(静止画)は、AIアシスタント「Muse」が制作した動画から抜き出したものです。テーマや長さの指定、確認は運営者が行いました。映像は全てAIが生成したもので、実写ではありません。